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時間さえあれば、とにかく家に引きこもってノナプルナインを作っているんです。
で、そうすると、気になるのがダイエット。
あんまり太らなくて済むように、食生活を考えたいのですが……



今は、とにかく糖質を抑えようという考え方が主流ですよね。
(WHOも抑えすぎたらダメよと言ってたので、ほどほどに)
お肉類をパクパク行っちゃっても、糖質を控えればおっけーみたいな話が、
けっこうアチコチで聞かれます。

血糖値が上がるとインスリンが出て、インスリンが出ると糖が脂肪に変わって
蓄積される。
だから、血糖値を上げる糖質を控えましょうという理屈です。

肉(タンパク質)なら血糖値は上がらないから、まあ好きなだけ食えよ坊や、
というわけ。わかりやすい。ふむふむ。



でも肉類を取ると、大腸ガンのリスクが増す。日本人の3人に1人はガンで死ぬという時代ですからね。
これはこれであんまりうれしくない。

肉を食べると大腸ガンのリスクが増す、の理屈はどうなってるかと言うと……

肉に含まれる脂肪は、消化吸収に時間がかかります。
当然、消化管の中に長時間留まるわけです。
その結果、ウ○コが大腸の中に長い間残留することになります。

アイス?

クソみたいな話題で恐縮ですが、せっかくだしもう少し続けてみましょう。
クソみたいな話題を。



「ウ○コは食べたものの残りかす」だと思っている人が大半だと思いますが、
実は比率的には、壊れた体細胞や死んだ細菌も、同じくらいかそれ以上に
含まれていたりします。

皮膚表面には垢(死んだ表皮細胞が皮脂とかとくっついたもの)が出るんだから、
内蔵にだって同じようなものが出たっておかしくないですよね。

で、問題は、ウ○コに含まれる発ガン性物質。
毒物とか放射性物質を食べていなくても、そもそも世の食べ物の多くには
すこーしずつ発ガン性物質が含まれているのです(大ざっぱな説明)。

食べ物のカスや、その食べ物でできた細胞の死骸の集まりであるウ○コに
発ガン性物質が含まれるのは、ある意味で当然。

余談ですが、酸素。吸わないと死ぬアレ。身近な発ガン性物質の代表です。
生きている限り、発ガン性物質をシャットアウトするというのは不可能……。


くうき


そしてさっきも書いた通り、肉は消化に時間がかかります。
消化に時間がかかるということは、腸壁と発ガン性物質が触れ合っている時間が
長くなるということ。

そりゃ、ガンになるリスクも高まります。

だから、野菜を食えという話になるのだッ!

学校で「細胞壁」って習いませんでした? 細胞壁は植物細胞にしかないって。
あの細胞壁が、食物繊維なんです。糖質と違って、消化できない炭水化物です。

消化できないから、そのまま腸を素通りするしかない。
腸の中にとどまらない。だから、快便になるという話です。

糖質を取る前にも、野菜を食って糖の吸収を穏やかにしろと言われる。
肉を食うにしても、野菜を食って大腸ガンのリスクを回避しようぜという話になる。
野菜、何なんでしょうね。世界征服でもする気なんですかね、野菜。

とにかく野菜を食えと。ブログの本題に先立つ前説のつもりで書き始めたら、
クッソ長くなった上に、そこらじゅうにあふれ返ってる当たり前の結論に
至ってしまいました。

でも、当たり前だと思ってることも、その理由や原理までは知らないことが多い。
この記事を読んで、少しでも「ふーん」と思っていただけたら嬉しいです。
当サイトで公開している「ノナプルナイン」には、そんな科学話がいっぱいですよ。

……って、何を締めに入ろうとしてんだよ。


nonuplenine_guide.png


ものすごく遅くなりましたが、本題はこちら!

ノナプルナインの世界を彩る、美しいBGMの数々……
「秒速5センチメートル」「ef - a fairy tale of the two.」で有名な
天門さんが作られているって知ってました?


【天門さんのWEBサイトはこちらです】http://www.interq.or.jp/piano/tenmon/


今回は、ノナプルナインの楽曲紹介・第2弾!
現在公開中の最新版では最も長く聴くことになる(はず)の、
最初の部屋を脱出した後、探索中に流れる曲についてです!


【ちなみに、第1回記事はこちらです】
http://nonuple999.blog.2nt.com/blog-entry-63.html


jacket_sample01.jpg


「Sedatephobia」

曲名は、セデイトフォビアと読みます。意味は「静寂恐怖症」。
「フォビア」で、恐怖症を意味します。ギリシア語由来のラテン語ですが、
今では英語なんかでも普通に使われる言葉ですね。

想像してみてください。照明の半分落ちた薄暗い無人のオフィスビルに、
自分ひとりだけがいるところを。
静まり返っていると、かえって耳が鋭敏になってきますよね。
そして、無人のはずなのに「カタン」と聞こえる物音。
ついつい、後ろを振り返ってしまいます……。

すでにプレイしてくださった方はご存じのとおり、ゲームの舞台は、
まさにそんな無人の高層ビルの32階。

そこを、記憶喪失の少女がひとりでさまようことになります。
外に出るのなんて簡単。階段を降りるだけでいい。そう思っていたの束の間、
信じられないことが。
階段を降りても降りても、そこはまた32階。同じフロアが繰り返している……?


階段


楽曲は、この謎と静けさに満ちた不気味な空間を歩き回る際の、
ゲーム音楽風に言う「序盤のフィールド曲」としてお願いしたものです。
「被験体」と呼ばれるヒロインは常に裸なのですが、見事はだしの足の裏に触れる
床の冷たさまで伝わってくるような曲
ですよね。

最初に提出していただいた状態から、さらに「空間の広がり」や
「広い中にポツンといる孤独感」を増すためにはどうすればいいか……と、
天門さんと密な相談を繰り返したのをよく覚えています。

その結果、初期のバージョンにはなかった「コーン……」とか「カタン!」と言った、
反響する物音のような表現が追加され、臨場感が増し増しにパワーアップしました。

ノナプルナインの楽曲には、こうした不気味な曲や緊張感のある曲など、
サスペンス性の強い曲が多く収録されています。

天門さん、普段こういう方向の曲を依頼されることが少ないので、
新鮮に取り組めて楽しい、とかなりワクワクして取り組んでくださっていました。
ありがたいことです!



来週も、無事に更新できるか……!?
できる限りは、毎週更新を目標にがんばります。

それでは、またお会いしましょうー!






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