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11/20更新 最新記事はこちら!

リアルとオンライン、同時に公開される予定の冬コミ頒布物。コミケに来られなくても、オンラインで手に入るよ!



今回のブログ。

今日はまったりと、言葉通りの開発ブログらしく、開発の進捗報告でもしてみます。
開発ブログを名乗っている割に、開発状況の話とか全然しないもんね、このブログ。



冬コミでの頒布を予定している「完全独立シナリオ」ですが、
関西のイベントで好評だった、クリアファイル同梱形式というのを
再びやってみようかなと思っています。



2015年9月22日、大阪で開かれた「同人ゲーム.fes」の報告はこちら!
http://nonuple999.blog.2nt.com/blog-entry-69.html



どんなものかというと、まあ、そのまんまですね。
不織布ケース入りのロムを、クリアファイルで閉じてパッケージ代わりにしたもの。



同梱



これまでは、DVDトールケースのパッケージを無料で配布してきました。
それはそれで豪勢な感じがしますし、受け取った方にも喜んでいただけたのですが。

実は上記の大阪のイベント、ノナプルナインは後から追加で入れてもらったので、
パッケージを作る時間がなかったのです。
そこで、クリアファイルに入れて配布したところ、これがなんだか大好評!

ケガの功名。なんだか、納豆の発見史みたいだ。



思えばDVDトールケースというのは、ケースとしては豪華な感じですが、
DVDを収納する以外には何の役にも立たない存在です。


トールケース「がーん。そんな言われ方したの、生まれて初めてだ!」


しかし、クリアファイルは違います。


クリアファイル「書類も入るよ! DVDしか入らないクソ野郎と一緒にしないで!」


いたいけな女子社員が、会社で書類をまとめられずに困っているとき……
デキる男が取り出したるは、ノナプルナイン・オリジナルクリアファイル!


ユーザーさん「さあキミ。このクリアファイルを使いたまえ!」
女子社員「キャー! いきなりハダカの女の子の絵をつきつけるなんて! 変態!」



気をつけましょう。会社や学校で使うには向きません。



反論



クリアファイルなら大きくて目立つので、インパクトも十分。
ゲーム本体を買う(もらう)だけで、勝手にオマケグッズがついてくるような
感覚なのかもしれません。
そりゃ、うれしいに決まってますよね。

それから、ノナプルナインの設定はあんまり他に似たものがないので、
「学園モノ」とか「ファンタジー」みたいに、一言で説明するのが難しい。

そこで、手っとり早く理解してもらうために、裏側にゲームの簡単な説明を記しておく。

関西のイベントでは、クリアファイルに描かれた説明を見せながら、
ゲーム内容を簡単に説明すると、多くの方が興味を持ってくれました。

ふーむ。もらう側も嬉しくて、頒布する側も便利。
なかなかいいな、クリアファイル方式。


……というわけで、今回もこれで行ってみようと思います。



NonupleNine_in_C89.png



デザインはまだ未確定ですが、前回のブログ記事でも紹介した、
上の画像の被験体ノナプルナインさんのイラストがメインになる予定。

デザイナーさんの提案で、ちょっと面白いデザイン上のシカケを
取り入れてみましょうか、という話をしているのですが……
このへんは、まだどうなるかわかりません。

うーん、このリアルタイム感。ライブ感。
開発とユーザーさんがひとつの時間を共有してる感(自分で言う)。



もうひとつの目玉になる予定のPVはですね、今日これから動画師さんと
打ち合わせがあるはずなんです。

そこで、これまでに打ち合わせてきた方向性が形になったサンプルを
見せてもらえるはず。だから、ぼくもまだ見てなくて、楽しみにしてるところ。
なので当然、報告できることはありません!

うーん、このリアルタイム感。ライブ感。



まあ、それだけいろいろ同時進行してて、てんやわんやということなんですけどね。


会場




あんまり気まますぎる内容で更新していると、わざわざ読みに来てくださった方に申し訳ないので、
次回ぐらいには、「完全独立シナリオ」ってゆーてるけど具体的にどんなもんやねん、
というのを、もう少しくわしくお話しできるようにしたいと思います。

やっと、エンジン上で少しずつ動いてきています。なかなか、いい感じにですよ。

それでは、今回はこのへんで。
しつれいしまーす!


 

11/14更新 最新記事はこちら!

冬コミ用書き下ろし。ヒロインのかわいさあふれるメインビジュアルを公開だぁ!

だんだん、朝フトンから出るのがつらくなってくるとともに、
冬コミに向けた追い込みも激しくなってまいりました。

ブログ更新よりも新刊を完成させるほうが優先が高いので、
本当に厳しい場合は、事前予告なしにブログを冬コミまで
お休みするかもしれません。




が、今日のところは、何とか更新するぞ!



ラスター



それと、大事なことを告知し忘れていた。
ノナプルナインのコミケットWEBカタログはこちらです!



【コミケットWEBカタログ】
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/12316047




今はまだ最低限の情報しかないけど、12月に入って、
新刊作業の終わりが見えてきたら、ゴリゴリ更新を開始する予定です。
「お気に入り登録」ができるので、ぜひぜひ登録してみてね!


スペースは、3日目・東館・ヨ38bです。お忘れなく!



でもって、今回のブログ記事は……
タイムリーなお話として、冬コミ用に作っている絵素材についてなど。

前回の夏コミも、コミケでの頒布物・掲示物用に、専用の絵を描きました。
こんなやつですね。


2015package_ura.jpg



今回も同様に、冬コミで主役を張ってくれる絵素材を準備しています。

本日は、その絵素材の制作工程をお見せしつつ、ノナプルナインの
特色であるベクターCGについて紹介してみようと思います!




――――――――――――――――――――――――――――――



まず、すべての源となるラフがこちらです!



ラフ00




健康的な全裸がトレードマークの主人公、被験体ノナプルナインさん。

今回は、ぼくが描いたのではありません。
PVでアニメを担当してくれている絵師さんが、とても忙しい中
サラリと描きあげてくれました。



普通は、ここから別レイヤーに線画を起こして色を塗って……
という作業に入っていくところですよね。
大きなポスター用の絵ともなれば、解像度もとっても大きくなります。

ところが、ここからが面白いところ。ノナプルナインは一味違います。



ぬりかけ1



これは、なんと前衛的な抽象絵画!
……いえ。もちろん、そうじゃありません。



何を隠そう、ノナプルナインの絵は、異端画法の極北!
フルマウスオペレーションによるフルベクターイラストなのである!


まあ、今回はもとになるラフがあるのですけど、100%ぼくが描く場合は、
もとになる絵が何もない、完全な空白のところから、いきなり描き始める
ということも多々。


すっごい適当に説明しますと、こういう、点をいじって図形を変形させる
ツールってのがありまして。
ペンとかは使わず、もう全部コレだけで絵を描くってことなんですわ。ええ。



ベクター



……で?

って思いますよね。
ただ描き方が特殊なだけなら、はい左様ですかで終わってしまう話なのですが。

ベクターのステキなところは、
「絵をピクセルで保持していない」という点
なのです。



いつもなら、ここで図なんかも出して細かく説明するところなのですが、
冬コミ前で時間がないので、代わりに説明してくれるところをググってみましょう。



……あった。ほい、ぺた。


【ベクタ形式(ウィキペディア)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E5%BD%A2%E5%BC%8F



【引用その1】
画像をピクセルの集合で表現しようとするビットマップと比べ、拡大、縮小、その他の変形を施しても図形イメージが基本的に劣化しないという特性を持つ。単純な図形で構成されている場合、ラスタ形式よりもデータサイズは小さい。


【引用その2】
「vector(ベクトル)」は方向と大きさを持つ量だが、図形処理では「方向と距離」がそれに当たる。線の起終点の座標(位置)、曲線であればその曲がり方、太さ、色、それら線に囲まれた面の色、それらの変化のしかたなどを、数値で表す。


【引用ここまで】



自力での説明がバカバカしくなるくらい、ラクですね。

要は、いくら拡大しても、ドットが見えてギザギザになっちゃうことがないのだ!
そして、データサイズはおそろしく軽い!

上のウィキペディア先生は、あんまり強調した書き方をしてらっしゃらないですが、
その容量の小ささたるや、本当に驚異的なのです。



たとえば、さっきのラフに部分的に着色をはじめたこちらの絵。
容量、どれくらいだと思います?



ぬりかけ2




ベクター画像をここに直接貼りつけることはできないので、こちらはあくまで
ベクター画像のスクリーンショットですが……

これで、なんと23KB。


言っておきますけど、これを5000x5000ピクセルに拡大しても、
23KBなんですよ!


こちらはまだ未完成の状態なのですが、下記のように、細部もそれなりに
描きこまれています。
そしてご覧のとおり、拡大してもドットが見えていないでしょ?

下の拡大図は、髪の毛などの細部を描き足したバージョンですが、これでも60KB。
この部分だけで60KBという意味ではなく、自由に拡大できる画像全体で60KB。

ベクターグラフィック、ちょっと面白いですよね。



ぬりかけ3



アドビさんの「Illustrator」などのソフトを使っている方にはなじみ深い
ベクター形式ですが、線画だけならともかく、イラスト全体をここまで
アンカーの少ない形で描いているところは、他にないんじゃなかろうかと
思っております。



なぜかと言うと、このテラバイトの時代、そこまでして容量削減をする
メリットがないから
ですね。

描き方にしても、マウスだけでそんなツブシの効かない描き方を会得して、
何の得があるの? というのが大方の反応かと思います。



ところがノナプルナインは、SWFという画像形式を使っていて、これをフル画面でも
なるべく軽くスムーズに動かす必要性があるため、このような特殊きわまる
作り方をしているのです。


まあ、細かいことはいいや。
髪の毛を描き込んだほうの上半身図がこちら。



ぬりかけ4



こいつをドーンと巨大ポスターのサイズまで拡大して、コミケ用の
パブリシティアイテムを作っていく予定です。


最後に、完成した絵はこちら!

……と見せられるといいんですが、まだできあがっておりません。
今も制作中なの。


ね?
このあたり、冬コミ前のバタバタ感が伝わってくるでしょ?


というわけで……
ニコニコ動画にコメントを書き込んでくださったり、
DMM様で公開中の最新体験版にレビューを書いていただけると、
この死にそうな状況の中、取っても励みになります。




【ニコニコ動画】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26982540

【DMM】
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_084204zero/?i3_ref=search&i3_ord=20



よろしくお願いいたしますー!



来週は……果たして、更新できるかな……。
それでは、また次回お会いしましょう!




 

11/7更新 最新記事はこちら!

同人ゲーム広報の話というと地味に聞こえるけど、けっこう意外な展開が待ってます。


前回お伝えした通り、ノナプルナインは冬コミに当選しました!
やりました~!

前回の記事はこちらです。



冬コミの頒布物は……
単体で完結した、冬コミ用の完全独立シナリオ!

現在こちらで公開中の最新バージョンをプレイ済みの方も、
新鮮な気持ちで楽しめること請け合いです。


ちなみに、配置は 【3日目 東 ヨ38b】
WEBカタログはこちら!

配置




と、以上を踏まえまして!

今回のブログは、前回の予告通り、この冬コミ用完全独立シナリオの
あまりにも意外な誕生秘話をお届けします。




最近は、同人サークルでも販売戦略・広報戦略というのはどこも考えていて、
人気のあるところはその手腕もかなりのものだったりします。

ところが普通、そういう話はユーザーさんの前には出さないもの。

やはりユーザーさんの中には「もうけ主義」的な発想や「宣伝」を嫌う方が
多くいらっしゃるのも事実。
まして同人であれば、商業作品以上に「情熱」「努力」「ゲーム愛」の文脈で
作り手を見たくなるものですよね。

その期待を裏切らないように振る舞うというのも、エンターテイナーとしては
必要なことなのだと思います。


ゲーム愛


でも、ノナプルナインの方針はすこし違っていまして。

広報戦略を練ったり、開発資金の回収を考えるということは、べつに
ゲーム愛や制作への情熱と相反するものではない、
ということを
できるだけ具体的に伝えていきたいなと思っているのです。

例えば制作の苦労だの開発のノウハウだの、あるいは著作権だの海賊版だのを
語ったとしても、こういう部分が下地として伝わっているのといないのとじゃ
説得力や伝達力にけっこうな違いが出てくると思うんですよね。


まずは言いだしっぺから、ということで、まずはウチのバックヤード情報を
セキララに公開していこうかなと。

これは、まったくの無名からスタートする同人ゲーム作品が、どうやって
認知度を向上させるのかという非常に難しい問題とも関連していますのよ。






 ダウンロード販売サイトの本音……
 無料作品にかかる制限の理由とは!?




知ってる方はご存じの通り、ノナプルナインの最新版は、
DLSite様やDMM様でも公開していただいています。


製品版もこれらのサイトで販売される予定なので、ぜひぜひチェックして
おいていただきたいのですが……

それ以前の問題として、よーーーーくこれらのページを確認してみてください。
何か、気づいたことがありませんか?


【DLSite】
http://www.dlsite.com/maniax/announce/=/product_id/RJ143171

【DMM.R18】
http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_084204zero/?i3_ref=search&i3_ord=20


そうなのです。
DLSite様では「販売予告作品」、DMM様では「無料作品」として別枠で
カテゴライズされ、フツーの有料作品とは扱いが分けられているのですね。


コレの何がそんなに重要なのかを説明する前に、
扱いの違いを挙げておきます。


――――――――――――――――――――

【DLSite】

・作品内容の紹介画像がつけられない。
・体験版のダウンロード数がわからない。
・レビューが書けない。
・そもそも売り場が別。「予告作品」コーナーに入らないと検索にもかからない。


【DMM.R18】

・作品内容の紹介動画がつけられない。

――――――――――――――――――――


ダウンロード



当たり前ながら、無料の作品はお金を生みません。

そして当たり前ながら、たとえ無料の作品であろうと、ダウンロードサイトの
サーバー上のスペースを取っている以上、そこには維持コストが発生します。

同人作品を買うというと、ユーザーの方はサークルに入るお金のほうを
まず意識されると思いますが、こちらも重要。

上記のようなダウンロードサイトは、販売価格からマージンを差し引くことで
利益を得ています。
(他にも収入はあるでしょうが、大きな柱であることは疑いの余地なしです)

つまり……
お金を生まず、ただコストだけを食っている無料作品・予告作品は、
ダウンロードサイトの側からすれば、タダ飯喰らいの居候、というわけです。

ラストがやりたくて、オチを見てほしくて作っているノナプルナインとしては、
もちろん最終的にはユーザーの皆さんに大満足していただける製品版をリリースし、
ダウンロードサイトにも潤ってほしいとは思っているのですが。


そうは言っても、現時点でタダ飯喰らいなのは事実!


ただめし


この仕組みの誕生の経緯まではわかりませんが、広報やファンサービスの場として
(おそらくはユーザーの要望に応えて)、無料のスペースを設けたのでしょうね。


つまりサイトとしては、サークルにはできるだけ有料コンテンツを頒布してほしい。

だとすれば、無料の作品に上記のような制限がつくのは、
仕方のないことなんだと思います。






 この事情の中で、
 同人ゲームサークルの取るべき広報戦略とは!




最初は、こうした仕組みにまで注意を払っていなかったので、
ノナプルナインの体験版はフツーに無料作品・予告作品として登録していました。
いや、今でもですが。

でも、やっぱり制限がかかっていると、どうしても目に触れにくいし、
手にも取ってもらいにくい。

作品を、有料版のコーナーに並べたいなーと思うようになりました。


 ● 目的はお金ではなく、目に留まりやすくすること。


ココがポイントです。
有料版のコーナーに並びさえすればいいので、価格は100~200円で十分。


もちろん、無料のものを同時に有料でも販売する、というわけにはいかないので、
えろーんなミニゲームを有料版用に3本追加し、さらにギャラリーモードも
搭載することを考えていました。



ところで、ノナプルナインの最新体験版をプレイ済みの方はご存知かと思いますが、
無料版とは言え、アニメもボイスもどっさり入り、ボリュームも6時間分くらい
あるわけです、アレ。


サークルの方針によっては、ああいったものを「第1話」みたいな形で
1000円くらいの価格で販売するところもありますよね。



つまり、もともとのバリューとして、100円程度ならば価格設定に問題はなかろうと。
そこに、ミニゲーム1本につき10パターン前後のモーションにボイスもついてる
えろアニメが3つ、そして無料版にはない、拡縮機能までついたギャラリー。

100円の有料バージョンとしてリリースする分には、特に問題ないだろうと
思っていたのですが……




金





ダメでした。



ゲームの本体部分が同じである以上、要素をプラスしただけで有料版とするのはNGだと。



……がーん。


どこから具体的にどのように断られたのかは、先方の都合も考慮してボヤかしておきます。
基準がある程度あいまいに運用されていることにも実はちゃんと理由があるのですが、
とりあえず今回は割愛します。



話を戻して。
今、この記事を読んでくださってる方の中にも、瞬時にして頭の中に3つ4つの
反論が浮かんだ方はいらっしゃるのではないでしょうか。

ぼくもね、そりゃ正直なところ、ちょっとは言い返したかったですけどw



だけどもまあ、エロの道を選んだ当サークルとしては、Steamへのリリースもできませんし。
ゲームもオリジナルのスクリプトエンジンで動いていて、ローカライズは困難。

国内の18禁OKの場で販売するとなると、これら有名サイト以外には
なかなか販路もありません。
実際、作品を載せるも断るも、サイト様側の一存なわけでして。



向こうからすれば、延々いちゃもんをつけてくるようなクレーマーサークルなんかに
苦しめられたような経験もしているはずですし、
ここで線引きを巡って争うのは
長期的に考えればお互いにとって得ではないだろうと考えました。

というわけで、すんなり退散とあいなったのです。


目立つ







 そして、制作された完全独立シナリオ版。
 起死回生への一手となるか!




そんなこんなでいったんは諦め、本編の続きの制作にリターン。

ただ、新しいオートセーブの仕組みやギャラリーなどを、製品版に先立って
一度ユーザーさんに触れてもらい、評判を確認しておきたい、
という
考えがずーっと付きまとっていました。

また、すごく手間のかかるノナプルナインの制作ペースから言って、
次の冬コミに製品版を間に合わせることは困難。


受かった場合に、何を出展すべきかと考えていたところ……
ある日、制作メンバーのおひとりから、こんな意見が。



「短いオリジナルのシナリオを作って、それを有料版として出せばいいんじゃね?」



ふむむ。……なるほど、確かに。

短い独立シナリオなら、新たにノナプルナインの世界に触れてもらうための
入口としても機能しそうだし、オートセーブやギャラリーも搭載しやすい。

(あのボリュームの最新体験版だと、オートセーブとロード時のあらすじイベントを
 作るだけで、かなりの作業が発生してしまうのです)



そしてもちろん低価格の有料版として、ダウンロードサイトで検索にもかかる場所に
置いてもらうことができる。

さらに、新規ユーザーさんと既存のユーザーさんの両方が楽しめるものを作れば、
冬コミの目玉コンテンツにもなる!


いやっふー!



サークルカットブログ用



……と、大変長くなりましたが、これが今回の冬コミに至る物語でございました。


ノナプルナインでは、これまで3回にわたって、DVDトールケースのパッケージ版や
クリアファイルを無償で配布しまくってきた
わけですが、今回の冬コミでは、
初の有償コンテンツをリリースすることになりそうです。



前述の通り、資金の回収などは考えておらず、サイト側と価格を合わせるための
有償販売なので、たとえ完売したとしても大赤字なのは確定ですが。
いいんです。それがノナプルナイン流。

どうぞ、製品版が出たときに購入してくださいね。



さて、と。

ギリギリの極限状態の中で作品を開発しながら、またさらに知恵を絞って
その作品をユーザーさんのもとに届ける方法を模索する――

そうして皆さんに遊んでいただく同人ゲームの1本1本が、
熱意あふれる制作者たちの「縮んだ分の寿命の結晶」です。



本編の続きの制作と並行しての作業となり、それはもう鼻血も耳血も噴水のごとく
あふれでる阿鼻叫喚の制作風景となりましたが……

無事コミケにも当選でき、あとは締め切りまで突っ走るだけの状態。
怒涛の勢いで突っ走りますよ!



ちなみにこれは、夏コミのノナプルナインブースの様子。
IMG_5193.jpg



ノナプルナインを未プレイの方は、どうぞこちらからダウンロードして
遊んでみてください。

探せば探すほど、考えれば考えるほど、ゲームがそれに応えてくれる、
内容の濃ゆーーーーーい作品を目指しました。
とにかくとにかく、細部の細部まで魂を入れ込んで作ってあります。




冬コミには、ここまで長々と説明してきた新規シナリオと、
渾身のPV第2弾を担いで参戦します。

来られそうな方は、3日目・東・ヨ38bで!
難しそうな方は、同時期に公開予定のオンライン版で!


クリエイティヴィティが炸裂する年末のビッグイベントを
ぜひぜひ一緒に楽しんでまいりましょう!


それでは、今回はこのへんで。
次回の更新をお楽しみにー!





 



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