現在公開中の無料版でも、えろえろミニゲームの発生源となってくれた
【アゴニスト】と呼ばれる存在。
何なんスかね、あれ。
医学や生物学の用語で
「アゴニスト」と言った場合、
普通は神経伝達物質の代わりをする薬のことを指します。
ゲーム中、ガイドがアゴニストについて説明していたセリフを引用してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この手合いに知能はなく、またあなたに命の危険が及ぶこともございません。
プログラム上で施術に有効と認定された設備とは別に、
変則的ながら記憶回復に役立つ可能性を認められた疑似生命。
当プログラムを生態系になぞらえれば、そうですわね……
生産者あたりにでも相当することになりましょうか。
代理的な意味合いを持ち、目的に対する作動因として機能することから、
我々はこれを“アゴニスト”と呼んでいます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――いつものことながら、ガイドの解説は難解です。注釈を加えてみましょう。
生体内の神経情報が、電気信号として伝えられていることは
ご存知の方も多いと思います。
カエルの脚に電気を流すとピクッと動く、アレですね。
しかし神経細胞の切れ目では、
無料版のゲーム中でも語られた
「ドーパミン」のような
さまざまな化学物質が情報伝達のために活用されています。
こうした化学物質は、ビミョーに分子の配列が異なるよく似た物質であっても、
同じ効果を示してしまうことが知られています。
とっても大ざっぱな説明ですが、この
「同じ効果を発揮できるよく似たモノ」のことを
【アゴニスト】と呼んでいるんです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
代理的な意味合いを持ち、目的に対する作動因として機能することから、
我々はこれを“アゴニスト”と呼んでいます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――ガイドのこの説明の意味、わかるでしょうか。
本来、記憶回復プログラムに使われるのは、ヒロインが最初に縛りつけられた
あの「施術台」だったはずです。
しかし、のちに現れたウネウネくんたちに襲われたときにも、ほとんど同じような
記憶回復効果が得られましたよね。
まさに
「同じ効果を発揮できるよく似たモノ」です。
このことから、ガイドたちはあのウネウネくんを
【アゴニスト】と呼んでいたと考えられます。
ノナプルナインのゲーム中に、ドバドバ登場する科学・医学・数学のコトバたち。
これらを読み解いていくことで、謎の答えが浮かび上がってくるかもしれません。
当ブログでは、ガイドのクッソわかりにくい口上にも、ガンガン解説を加えていきたいと思います。
では、また次回!
最新コメント